| 「すらりとして、きれいになりたい」というのは、女性なら誰もが抱く願望ですが、「やせる」効き目があるとうたった中国製の健康食品や薬を飲んだ人たちが、肝臓障害で入院したり、死んだりする被害が広がっています。厚生労働省の調べでは、被害者は7月下旬までに500人を超え、うち4人が死亡しました。大半は女性で、インターネットで注文して手に入れたり、健康食品店で買ったりしたものです。 |
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肝臓障害で入院、死亡者も 有害な化学物質など添加物
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| 健康被害が問題になった御芝堂減肥(膠)嚢(左)と紆(繊)之素嚢=厚生労働省で |
問題になっている製品は、「御芝堂減肥(膠)嚢」(おんしどうげんぴこうのう)や、「紆(繊)之素嚢」(せんのもとこうのう)、「華北痩美」(かほくそうび)などの名前で売られている中国製の22品目(7月30日現在)です。いずれも「やせる」ことをうたい文句にしていました。
都内に住む60代の女性は、今年2月から「御芝堂減肥(膠)嚢」を飲み始めたところ、1か月くらいして吐き気や体がだるくなるなどの症状が出て入院。「急性肝障害」で5月末に亡くなりました。インターネットで注文して中国製のダイエット用健康食品を買った40代の女性は、吐いたり下痢をしたりで体重は減ったものの、目や顔に重い肝臓障害をあらわす黄だんが出て入院。肝移植手術を受け、命を取りとめました。
商品の中身を調べたところ、肝臓に蓄積されやすく発ガン性の疑いがある化学物質や、代謝を促す甲状腺ホルモンなどが含まれていることが明らかになりました。
なかでも「御芝堂減肥(膠)嚢」は、シンガポールで昨年「スリム10」という名前で売られ、20人以上の人に肝臓障害などの被害が出ていました(1人は死亡)。このため中国でも、この製品の製造許可を取り消していました。今回の日本の騒ぎで、中国政府は発売元の販売ライセンスも取り消しています。
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「食品」扱いだと規制はなし 旅行やネットで簡単に入手
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有事法制の中には、安保条約に基づいて米軍が行う行動に対する協力の手続きも盛り込まれるようです。中谷元・防衛庁長官は4日の衆院安保委員会で、有事法制で考える有事の範囲に、「周辺事態」も含まれると話しています。
海外での戦争を禁止しているとされる憲法9条の考え方に立てば、米軍への協力はあくまで日本有事に対する日米の行動を定めた安保条約5条の範囲に限られるはずです。
「周辺事態」も有事の範囲に入るとする政府の考え方は、憲法9条の考え方や現在の国際情勢を軸に、国会で大きな議論となるはずです。
(佐々木康之・朝日新聞記者)
2002年8月4日
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