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さて、この観点から見ると、中国では政治の面でまもなく重要な動きがあります。今年秋に予定される5年に1度の共産党大会で、江沢民国家主席(共産党総書記)ら政治指導者の大幅な世代交代が決まる可能性があるのです。7月下旬には、要人たちの非公式な協議が始まった様子です。
最大の焦点は、75歳の江主席から59歳の胡錦涛副主席へのバトンタッチが実現するかどうかです。今のところ、江主席が中央軍事委員会主席の職にとどまったうえで党総書記を胡氏に譲り、来年春には胡氏が国家主席に就任する、という見方が強いようです。
共産党のトップ7人である政治局常務委員の定年は70歳と言われており、73歳の朱鎔基首相らも引退の対象です。ただ、最近は江主席に留任を求める動きもあると伝えられ、定年制が守られるかどうか、まだはっきりとはしません。
党大会では、労働者や農民に加え、企業の経営者も共産党に入れるよう決まりを変えることも検討されています。トップの人事のほか、こういう大きな問題も抱えており、調整に時間がかかりそうです。9月に予定されていた党大会は、11月に延びる方向です。
次の時代の中国の指導者に、若くて国際感覚に優れた顔ぶれがそろうかどうかは、日中関係はもちろん、世界の政治・経済の将来にとっても重要です。この秋の党大会の行方には、国際社会が注目しています。
(栗原健太郎・朝日新聞記者)
2002年8月11日
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