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アフリカの国々の「自助努力」を求める声も強まっています。日本や欧米は、アフリカ諸国が次々に独立した1960年代以来、膨大な開発援助を送り続けてきましたが、多くの資金は、政権の汚職や腐敗で政治家や官僚などに私物化されてしまいました。その結果、交通や電気、通信などの社会基盤も未整備で、医療や教育、農村開発も遅れたままです。
このためAUは、自力での開発に責任を持つ「アフリカ開発のための新パートナーシップ(NEPAD)」という新しい開発計画を策定しました。2015年までに貧困層を半減させ、年7%の経済成長を達成するという野心的なものです。アフリカ4か国の首脳が初めてサミットに出席し、腐敗のない「良い政治(グッド・ガバナンス)」を行うことを約束しました。
でもNEPADの事業の大半は、やはり先進国の援助なしには実施できません。日本の政府途上国援助(ODA)やNGOによる支援は、その柱です。私たちは、遠いアフリカの国の人々の暮らしと将来の国づくりを支えているのです。アフリカの問題に関心を持ち続け、「自立への道」を温かく見守っていく必要がありそうです。
(大崎 敦司・朝日新聞記者)
2002年7月28日
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