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問題なのは、少なくとも2年ほど前には同社の社長らが「違法な物質が使われている」ことを知りながら、その後もやめなかったことでしょう。今回ばれたのも、東京都に匿名の投書が寄せられたのがきっかけでした。悪質とみて、茨城県日立保健所は7日、同社の平瀬明男社長を食品衛生法違反(無認可添加物の販売の禁止など)の疑いで刑事告発。18日には、茨城県警と警視庁の合同捜査本部が本社や茨城県内の工場、神奈川県座間市の研究所を同じ容疑で家宅捜索しました。
同じような事件は、最近相次いでいます。5月には、大阪府吹田市のダスキンが、全国展開するドーナツ店「ミスタードーナツ」で、肉まん約1300万個に、無認可の酸化防止剤を加えていたことがわかりました。中国の工場で製造していたのですが、混入に気づいた後も、日本では売り続けていました。
食品には今、「おいしさ」を演出したり長持ちさせたりするため、さまざまな物質が加えられています。こうした食品添加物の安全性を確保することは、私たちの健康を守ることにつながります。政府は2003年度中に専門家による「食品安全委員会」(仮称)をつくり、消費者を守る新しい法律を定めるとしていますが、食べる側の私たちも食べ物に何が混じっているのかにもっと関心をもたないといけません。
(斎藤 智子・朝日新聞記者)
2002年6月23日
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