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竹 島
隠岐諸島(島根県)の北西約157キロにある総面積約0.23平方キロメートルの島。日本と韓国がともに、自分の領土だと主張しています。韓国名は「独島」。
竹島周辺は魚が豊富に取れる場所です。この島がどちらの国に属するかは、島周辺の海で魚を取る権利がどちらにあるかにかかわる大きな問題です。両国は1999年、竹島周辺を含む海域を共同で管理する暫定水域を設けましたが、日本漁船が韓国漁船に締め出されるなどの状態が続きました。2005年には、島根県で「竹島の日」をつくる条例が成立。06年には海上保安庁が計画した周辺海域の測量調査が韓国側の要求で中止される事態にもなりました。
文部科学省が、12年春に実施する中学の学習指導要領の解説書で、竹島を日本の領土と明記しようとするのは、文科省が公募して寄せられた意見のなかに、「今の学習指導要領に北方領土は日本の領土と書いてあり、竹島もそう書くべきだ」といった意見が多数あったことなどに配慮するためとみられます。
(2008年5月25日)

ミャンマー(ビルマ)
東南アジアの国で、面積は日本の約1.8倍の68万平方キロメートル。人口は約5300万人(2004年)。主な産業は農業で、国民の9割が仏教徒です。
第2次世界大戦後、1948年にイギリスの支配から独立。62年の軍事クーデターで、ネ・ウィン将軍が全権を握りました。88年に再び軍のクーデターが起こり、新たな軍事政権は89年に国名をビルマからミャンマーへ改めました。
民主化を求める市民の動きは弾圧されています。アウン・サン・スー・チーさんは民主化運動のシンボル的存在。軍事政権により89年から断続的に、自宅で軟禁されています。07年9月には燃料費値上げをきっかけに、僧侶や民衆による大規模デモが起こりました。このときデモを取材中の日本人カメラマン長井健司さんが治安部隊に撃たれて亡くなりました。
今月2日〜3日、サイクロンが襲い、大きな被害をもたらしました。軍事政権は各国からの援助物資の受け入れは認めたものの、13日現在、支援にあたる人員の入国を厳しく制限しています。
(2008年5月18日)

動物愛護法
正式名称は「動物の愛護及び管理に関する法律」で、動物愛護管理法ともいいます。動物への虐待を防ぎ、動物による人への危害や周辺への迷惑を防止するのが目的です。動物を適切に取り扱うためのガイドライン(指針)のほか、飼い主の責任や動物取扱業者に対する決まり、虐待や遺棄(捨てる)の禁止、違反した場合の罰則などが定められています。
愛護動物をみだりに殺したり傷つけたりした者は1年以下の懲役または100万円以下の罰金、えさや水を与えずに衰弱させた者や捨てた者は50万円以下の罰金に処せられます。また、許可を受けないでトラやワニなど危険な動物を飼ったり、登録せずに動物取扱業を営んだりした者も罰せられます。
もとは1973年に制定された「動物の保護及び管理に関する法律」でしたが、ひどい動物虐待事件が後を絶たないことから、99年にいまの名称に変更し、飼い主の責任の徹底や虐待などにかかわる罰則の強化など、内容を大幅に改正。さらに2005年、動物取扱業の規制強化や実験動物への配慮、罰則の強化など一部を改正しました。
(2008年5月11日)

特定危険部位
牛の脳がスポンジ状になり、全身がマヒして死に至る「牛海綿状脳症(BSE)」は、異常たんぱく「プリオン」が原因とされています。厚生労働省は、プリオンが蓄積しやすい脳、脊髄、脊柱などを「特定危険部位」に指定し、食肉処理場で除去、焼却することを義務づけています。BSEの感染牛ではプリオンの99%以上が特定危険部位にたまるため、この部位を確実に取りのぞくことがBSE対策の柱とされています。感染した牛でなければ、これらの部位を人間が食べても健康上の心配はないといわれています。
日本が米国から輸入する牛肉は@生後20か月以下の牛に限るA特定危険部位は取り除く、という条件があります。しかし米国では、生後30か月未満の牛の場合は特定危険部位を取り除く必要がありません。今回、吉野屋向けに輸入された牛肉に特定危険部位が混入したのは、箱詰めのミスでまぎれ込んだためとみられます。
米国は日本に対し、生後20か月以下という月齢の条件を完全に撤廃するよう求めています。今回のミスは今後の日米協議に影響を与えるかもしれません。
(2008年5月4日)
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