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はやぶさ
将来の惑星探査機に必要な技術を実験するために開発された無人探査機。イトカワまでの長旅を可能にしたのは、世界で初めて本格導入したイオンエンジン。従来の化学エンジンに比べ、効率がよくて推進剤も10分の1で済みます。カメラを使って目標を探して進む自律航行も達成しました。
(2005年12月4日)

イトカワ
1998年に発見された小惑星。大きさは長いところで約570b、短いところで約210b。「日本のロケット開発の父」といわれる故糸川英夫博士にちなんで名づけられました。
小惑星を構成する物質は、惑星のように熱による変性を受けておらず、太陽系の誕生時の状態を残している可能性が高いと考えられています。
(2005年12月4日)

裁判員制度
殺人などの重大な刑事事件の裁判に、20歳以上の有権者からくじで選ばれた「裁判員」が参加する制度。2009年5月までに導入される予定です。
裁判では、裁判員6人と裁判官3人が話し合い、被告人が有罪か無罪か、有罪なら何年の刑にするかを決めます。有罪にするには9人の半数以上が賛成し、なおかつ賛成者の中に裁判官と裁判員が各1人以上いなければなりません。
普通の人の感覚を裁判に生かすねらいがあり、専門知識は不要。年間約12万7000人が候補になり、約2万5000人が裁判員になる見込みです。67人に1人が一生に1度は経験する計算です。交通費や日当が出て、裁判を1件担当すれば役目は終わります。
日本には1928年から43年まで「陪審制度」がありました。やはり国民参加型でしたが、定着しませんでした。裁判員制度の定着には、裁判のスピードアップや資料の簡略化、国民の理解を得ることが課題です。
(2005年4月24日)

防犯監視システム
ビデオカメラやセンサー、インターホンなどで、犯罪の発生を防ぐシステムのこと。文部科学省のまとめでは2003年度末の時点で、これらを設置している学校は、全国の国公私立の幼稚園から高校まで5万3862校のうち45%にあたる2万4427校です。
このうち防犯ビデオカメラにしぼると、整備済みの学校は全体の14%にとどまっています。内訳は、国立学校の85%、私立の28%に対し、公立は11%と立ち遅れています。予算などの事情から、地域差が大きくあらわれています。一方96%の学校は、何らかの防犯マニュアルを使っていました。
下校中の女児が相次いで殺害されたのを受けて文科省は、全国の教育委員会に対して、@通学路の注意が必要な個所を早急に把握するA児童生徒が1人にならないような登下校の仕方を決めて実施するB子どもに危険回避の能力を身につけさせる安全教育を行う、の徹底を求めています。
(2005年12月11日)

東京証券取引所
内閣総理大臣の免許を受け、株式などの証券を売買するのに必要な市場を開く株式会社です。1949年に証券取引法に基づいて設立され、かつては会員組織の法人でしたが、証券取引法の改正によって2001年11月から株式会社になりました。東京都中央区日本橋兜町にあります。証券取引所は東京のほか大阪、名古屋、札幌、福岡、JASDAQの計6か所あります。
株式が証券取引所で売買されている会社(上場会社)は、資金調達能力が増し、社会的信用が高まります。証券取引所は、上場を希望する企業の内容を審査して、適当と認めると上場させます。上場会社には投資者に必要な情報の開示を義務づけ、倒産の状態になったときなどは上場を廃止します。
東証の上場会社は12月13日現在、2342社(1部1693社、2部503社、マザーズ146社)です。売買取引は、平日の午前9時から11時までと、午後0時30分から3時まで。
(2005年12月18日)

ES細胞
どんな組織や臓器にも育つ可能性があり、「万能細胞」と呼ばれます。1998年に米国の大学グループが開発しました。きまった組織や臓器に育つ幹細胞とともに、医療への利用が期待されます。
ES細胞はふつう、受精卵を培養し数回分裂したところで得られます。ES細胞から作った組織や臓器は、受精卵を提供した人の遺伝子をうけつぐので、ふつうの臓器移植と同じで他人に移植すると拒絶反応の心配があります。
しかし未受精卵の核を抜き、患者本人の細胞から取り出した核を移植した「クローン胚」からES細胞を作れば、自分と同じ遺伝子なので拒絶反応のない臓器ができる理屈です。ただし、クローン人間作りの基礎技術になるとして慎重な見方もあります。
黄教授らソウル大学チームは去年2月、世界初のヒトクローン胚ES細胞を作ったと発表。今年5月には患者の体細胞を使ったクローン胚でも成功したと発表し、教授は韓国で英雄視されました。
(2005年12月25日)
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